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海辺の家は購入する前に『塩害』に関する正しい知識と準備を!

◆海が近い事で起こるデメリット?

皆さん一度は憧れる「海が見える家」

窓の外に目を向ければ海が広がり、天気の良い日はテラスに出て食事をする。そしていつでも浜辺に飛び出していけるし、友人も招待したくなりますよね。まさに憧れの生活だと思います。

ですが実際は、海の近くの家に引っ越してきても1年程ですぐに出て行ってしまう人も少なくないというそうです。原因は一つ、切っても切れない「塩害」にあります。

「洗濯物が汚れる」や「磯臭くなる」程度の事は知っていても、実際に海の近くに住んでみないと分からない部分も多いと思います。

せっかく手に入れたオーシャンビューの生活を手放してしまうほどの現実とは一体どんなことでしょうか。今回は海辺でのリアルな暮らしについて紹介したいと思います。

◆塩害といえば、まずはサビ

まずは「サビ」です。潮風に乗ってやってきた塩によって、あらゆるものが錆やすくなります。

実際、海の近くのガードレールや自転車が錆びているのを見た事はありませんか??あれって、長年手入れせずに放置されてるのだと思っていませんでしょうか?

私もそう思っていたのですが、勘違いでした。実は塩によるサビのスピードというのは思った以上に早いのです。

例えば、海から200メートルくらい道を入った住宅地の一角に取り付けた新品の鍵付きポスト。放置していればわずか1ヶ月足らずで鍵が回らなります。勿論力ずくで回すと鍵が壊れるので、細めにオイルを差しながら使わないといけません。

ポストと同様、屋外にある金属なら車や自転車も例外ではありません。大事な自転車は絶対家の室内に保管するというし、車もこまめな洗車で塩を落とす方が長持ちするでしょう。頑丈な金属でも、サビが進めば簡単に穴が空いてしまうというから恐ろしいです。

また、外だけではなくその影響は家にだって同じようにやって来ます。

エアコンの室外機や給湯器など屋外にある設備は、沿岸部じゃないところに比べれば当然劣化は早くなります。本体のサビもそうですが、部材に入り込んだ塩によっての故障も多いといいます。

塩害対策の設備というのも当然各メーカーから用意されているのですが、必ずしもメンテナンスフリーというわけではありません。

メーカーの注意事項には、「腐食に対しては必ずしも万全ではありません。」や、「潮風に直接さらされるのを極力回避するような場所に設置してください」等の記載がされています。

それと、24時間換気の換気口の位置も気をつけた方が良いです。

できるだけ海側じゃない方に吸廃気口を持ってくるですとか、無理ならば機械を使った1種換気(給気も換気も機械)を使って吸廃気口をまとめてしまう等の工夫はあった方がよいと思います。

これから、海辺に新築を立てるのであれば、土地や環境に詳しい設計事務所や施行店を探すのが重要です。

◆サビ以外にもある塩害

先程は金属を例に出しましたが、金属でなくても塩による影響はあります。

海風に乗って塩が飛んでくるので、窓ガラスは白くなってしまいます。風の強い日の後はまるで曇りガラスのように真っ白になることもあるといいます。そして雨ざらしになっていて雨水のかかるところはまだましで、庇の下等雨がかからないところは定期的な窓拭きは欠かせないので大変です。なので海沿いの家では、雨水が吹きさらしになっている方がマシといわれます。

また風と一緒に飛んでくるものといえば、塩以外にも忘れてはいけないものがあります。砂浜が近くにある場合は、砂のことも考慮しないといけません。

気密性の高いサッシを閉めていても、全ては防ぎきれずに家の中に入り込んで来ます。掃き出し部などには砂がたまり、窓を開け閉めする時にガリガリと擦れます。そうなるとレール部の摩擦などが起こる為、この部分の劣化も早く起こりがちになります。

ですので風の強い日は、たとえ天気が良くても窓などとても開けられません。庭に芝生や植物があれば、飛んできた砂が溜まれば埋まってしまうので、そこの注意も欠かせません。

◆台風や風の強い日の後は特に注意を

以上の事から、台風や強風の時には、さらに塩害の被害が大きくなります。また、家の前を遮るものがない場合や高台等風を受けやすい土地は、直接的な暴風雨の影響もあるのでご注意を。

なので中古で買う場合は雨戸が重要となりますのでキチンとチェックしましょう。

勿論対策はあります。塩害の対策は塩分を水洗いにより落とすことが何よりの対策になるのだそうです。雪国の人が雪下ろしをするように、海沿いの地域の人たちの習慣や暮らしの知識になっています。

また、可能なら塩が乾く前にたっぷりの水で塩を洗い流した方がいいのだそうです。庭がある場合は植物も影響を受けて枯れてしまうこともあるので、植物にも水をたっぷりと掛ける事が大事です。

以上のことを念頭に、海辺での家選びをする際は、新築の場合は【窓の位置】【設備機器の置き場】【塩を洗い流す水道をつける位置】を考える事が大事です。併せて海辺の暮らしに精通した地元の設計会社や施行店に相談すると大丈夫だと思います。

中古で買う場合は既にどこが劣化しやすいのかをチェックすることができますので必ず確認を行う事が大事です。家の中がザラザラしていたり、実際に家の中を見ることができるのでイメージしやすいと思います。

◆最後に

これだけ塩害についての話を聞くと、海そばの暮らしには様々な試練が待っているように感じられるかもしれません。実際メンテナンス費用等も結構かかるかもしれません。

ですが自然を感じて暮らすのだから、自然とうまく付き合っていく必要がありますので、ちゃんとした備えをして、うまく付き合う事。これが重要になってきます。

マイナス面を加味しても、やっぱり海辺暮らしの魅力は大きいです。対策を知っておくことで「こんなハズではなかった…」とはならないと思いますので、素敵なオーシャンライフを是非満喫されてください。

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